ふくしまインフラメンテナンス技術者育成協議会

講師紹介

  
中村 晋
講義名防災-8 「斜面安定診断と安定度評価」
所属・職階日本大学工学部土木工学科上席研究員
主な資格工学博士
業務経歴1983年日本海中部地震以来,最近の2011年東北地方太平洋沖地震などの社会基盤施設に関する国内外の地震被害の調査と報告を実施してきた.それを踏まえ耐震設計技術の高度化にむけ,被災機構の検証,非線形地震応答解析を活用した様々な構造物の実践的な地震リスクの評価技術の開発に貢献している.また,現在,以下の社会活動も継続して実施している.
ふくしまインフラメインテナンス技術者育成協議会・会長,福島県建設業産学官連携協議会・副会長(現在),福島県廃炉安全協議会・専門委員,福島県地震・津波被害想定検討委員会・委員,(国研)日本原子力研究開発機構;安全研究・評価委員会・委員
学協会関係: (公財)土木学会;原子力土木委員会・委員長,地震工学委員会・技術普及小委員会主査,(社)日本原子力学会:地震PRA作業会・委員,断層変位PRA作業会・委員,高圧ガス保安協会;詳細基準事前評価(地震動の評価に係るものに限る)委員会・委員
講義の内容 この講義では、斜面の崩壊による土砂災害から道路利用者を守り,安全かつ快適な道路の走行空間を確保するため、関連施設の点検や診断,対策工(のり面工や斜面安定工)とその維持管理を実施するために必要な基本を学びます。講義は以下の3つの事項の修得を目標としています。
 ① 点検から診断、対策の流れを理解する。
 ② 斜面崩壊の素因と誘因に基づく、斜面安定性の診断に関する考え方を理解する。
 ③ 詳細調査から対策工への流れと、対策工の効果を踏まえた選定と維持管理の基本を理解する。
  
受講者への
メッセージ
組織や企業は人で成り立ち、「ふくしまME」はその組織や企業、さらに地域にとっての人材となるはずである。「ふくしまME」には「地域の担い手・守り手」となる公共財というべき人材であるという自覚を持つこと、技術者ネットワークを構築し、相互研鑽に励むこと、さらに後進の育成や地域貢献を期待したい。
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